風景写真の撮り方の極意

紅葉の大山元谷

私のメインの被写体は「風景」です。

眼前に迫ってくる大自然の感動シーンを写真に収めたいといつも頑張っているのですが、なかなか感動を写真に残すことができないでいます。

スポーツ写真や鉄道写真のように被写体が動くわけでもなく、ゆっくりと落ち着いて撮影できるはずなのに、風景写真は簡単そうに見えて奥が深いですね。

風景写真の撮影テクニックは、いろいろなサイトで紹介されているので、このページでは、一般的な撮影テクニックではなく、私が実体験で感じた誤りやすい落とし穴について考えてみたいと思います。

 

スポンサー広告

レンズの絞りは絞り過ぎない

レンズの絞り

レンズは絞れば絞るほどシャープに写り、ピントが合う範囲が大きくなって、ピンボケも防げると思いますよね。

私も最初はそう思っていました。

しかし、絞りすぎると光の回析現象というものは現れ、絞っているはずなのになんとなくぼけたような画像になるということを知らなかったのです。
回析現象の検証サイト

カメラの撮像素子の大きさやレンズの種類によって回析現象の現れ方は変わってきますが、一般的には絞りF8くらいが最もシャープで、それを超えると徐々に回析現象が目立ってきます。

被写体の前後にもしっかりピントを合わせたい場合は絞り込む必要がありますが、通常は「最もシャープに撮るならF8」と覚えておいた方がいいですね。

安易に絞り過ぎないように!

手振れ防止機能は過信しない

交換レンズ

最近のカメラは、レンズやカメラ本体に強力な手振れ補正機構が備わっているものが多いですね。

特に望遠レンズの手持ち撮影では、とても心強い味方になっています。

しかし、それも万全ではありません。
三脚を据えて撮影する場合は、せっかく三脚でブレを完全防止しているのに、シャッターのタイミングで手振れ補正が作動して、逆に微動するといった可能性も捨てきれません。

三脚で撮影するときは、必ず手振れ補正のスイッチを切りましょう!

ミラーアップ&セルフタイマーを活用

ミラーアップ設定

せっかく三脚を立てて撮影しても、シャッターボタンを押したときに生じる振動で、撮った写真がぶれてしまうことがよくあります。
そこでリモートレリーズを使用するのですが、それだけでは完ぺきではありません。

これは一眼レフの場合に限っての話ですが、ミラーアップに伴う振動も考慮に入れなければなりません。

そこで私は、三脚を据えて撮影するときには、カメラの設定をミラーアップ撮影にして、さらに2秒後にシャッターが切れるセルフタイマーに変更してから、普段通りにシャッターボタンを押して撮影しています。

最近のカメラは画像サイズが大きくなって、少しのブレでもその影響が目につくようになりました。
一眼レフには必ずミラーアップ撮影の設定があるはずですので、三脚を使用する時はぜひ利用しましょう。

PL(偏光)フィルターの誤った使用

PLフィルター

風景写真に必須と言ってもよいのが、PLフィルターですね。
青々とした空、鮮やかな紅葉、水面やガラス面の反射除去など、PLフィルターが活躍する場面は多いです。
また、最近のカメラは高感度なので、少々暗くなっても安心してPLフィルターを使えるようになりました。

しかし、どんな場面でも安易にフィルター効果を最大にして撮影する人が多いようです。
そのせいで、異常にコントラストが強くなったり、風景が鮮やかになり過ぎて、逆に違和感のある写真になってしまっています。
一見、きれいな風景に見えますが、自然さが失われては、真の風景写真ではないと思います。

フィルター効果は慎重に調整して、印象的な風景写真を残してほしいと思います。

晴天の日こそストロボを

晴天の日は、とても発色がいいので、簡単にきれいな写真を撮ることができます。

しかし、気を付けなければならないのは、コントラストが強くなることで、白飛びや黒潰れの危険性が高まるということです。
特に陰になる部分は、写真にすると見た目以上に暗く写ります。

風景をバックに近くの人物も一緒に写真に収める場合は、その人物が陰になっていないか確認し、陰になっている場合は必ずストロボを発光させましょう。この撮影方法を「日中シンクロ」とか「デイライトシンクロ」といいます。

「家族の笑顔が真っ黒!」・・・私が家族旅行でよく量産している失敗写真です(^^ゞ

RAW記録が安全

RAWとは「生」の意味で、JPEGはカメラが記録した画像データを圧縮してファイルサイズを小さくしているのに対し、RAWは圧縮せずにそのままの情報を記録します。
RAWの詳しい説明

私は、風景写真を撮影する場合は、記録モードをJPEGではなくRAWで保存しています。
そして、家に帰って、パソコンの現像ソフトで補正をかけてJPEGに変換しています。特に明るさ補正とトリミングはよく使いますね。
(RAW現像ソフトは、わざわざ別に購入しなくても、カメラを購入した時に必ずソフトが付属しています。)

RAWの良いところは、画像を補正しやすく、補正の幅も広いことです。
また、ホワイトバランスやピクチャーモードなどはパソコン上で変更できるので、撮影時に設定を間違えても安心です。

いちいちパソコンに取り込んで現像するのは面倒ですが、風景写真は撮り直しがきかないので、背に腹はかえれません。
どうしても面倒なら、RAWとJPEGの同時保存モードで記録して、補正が必要な画像だけRAWから現像し直せばいいと思います。

 

私は、これからもまだまだ失敗写真を撮り続けると思います。
完璧な写真がなかなか撮れないから、よけいに写真にのめり込むんですよね。

まだまだ日々勉強です。
皆さんからも風景写真の極意があれば、教えてくださいね!!!