登山用カメラについて
最近では、もっぱらOLYMPUSのタフネスカメラ Toughシリーズ を使用しています。
防水性能、耐衝撃性能、耐低温性能、GPS搭載と、アウトドアに強い機能が満載です。
それまでは、画質の良いCanon Powershot G7Xを愛用していました。
日頃、私が愛用しているメインカメラは中級クラスの一眼レフです。画質が良く、とても気に入っています。しかし、登山には使いません。もっぱら登山にはコンパクトデジカメが私のお供です。なぜメインカメラの一眼レフを持って行かないかとい[…]
そこで、タフネスカメラの中でも高機能・高画質で、マクロ機能も協力といわれるOLYMPUSのToughシリーズをヤフオクでゲットすることに
最初はTG-3から始まり、TG-4、TG-5と買い換えていきました。(ヤフオク売買は、買い替えの際の差額出費が少ないのが大きなメリットですね)
今回は、イメージセンサーが改良されたTG-5に乗り換える際に、どれだけ画質が向上したかを、前機種のTG-4との実写比較してみました。
画質関連の変更点
新旧モデルの画質に影響する変更点は、次のとおりです
項目 | TG-4 | TG-5 |
センサーサイズ | 1/2.3型CMOS(裏面照射型) | TG-4に同じ |
有効画素数 | 1600万画素 | 1200万画素 |
ISO上限 | 6400 | 12800 |
画像処理エンジン | TruePic VII | TruePic VIII |
一見すると、センサーサイズが変わらないのに画素数が減って、スペックダウンしたように見えますが、画素数が減ったおかげで1画素分の受光器の面積が大きくなり、受ける光の量が増えることにより、画質が向上したとのことなのです。
受光量の増加に併せ、カメラ内の画像処理エンジンもバージョンアップされているので、特に朝夕や室内などの暗い場面での画質維持に効果があるようです。それは、ISO上限値が倍になったことからもうかがえます。
それでは、実際に試写した画像で比較したいと思います。
画質比較
遠景、室内、暗い場面の3パターンで比較してみました。
撮影条件を統一させるために、RAWモードで撮影し、同じ現像ソフトを用いて同一条件で現像しています。
遠景画像
広角端
広角端(フルサイズ換算:100mm)
絞りは、開放から一段絞った f 2.8 で撮影しています。
全体画像
TG-4
TG-5
拡大画像(中心部)
それぞれの画像をクリックすると、等倍画像を表示できます。
望遠端
広角端(フルサイズ換算:25mm)
絞りは、開放から一段絞った f 6.3 で撮影しています。
全体画像
TG-4
TG-5
拡大画像(中心部)
それぞれの画像をクリックすると、等倍画像を表示できます。
室内画像
広角端
広角端(フルサイズ換算:100mm)
絞りは、開放の f 2.0 で撮影しています。
全体画像
TG-4
TG-5
拡大画像(中心部)
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望遠端
広角端(フルサイズ換算:25mm)
絞りは、開放の f 4.9 で撮影しています。
全体画像
TG-4
TG-5
拡大画像(中心部)
それぞれの画像をクリックすると、等倍画像を表示できます。
暗い場面
全体画像
ISOを800から最大値まで変化させて撮影しています。
全体画像は、ISO 3200 のサンプルです。
TG-4
TG-5
拡大画像(中心部)
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ISO 800
ISO 1600
ISO 3200
ISO 6400
ISO 12800
TG-4は、ISOの上限が 3200 なので、参考までにTG-5の画像のみ掲載します。
総評
前評判では、TG-5になって画質が改善されるとのことでしたが、実写の結果を比べてみると、際立った画質の改善はみられませんでした。