日本人は働き者だといわれます。
多くの人が、一日のほとんどの時間を仕事に費やしています。
特にサラリーマンは、家族と過ごすよりも職場の仲間と過ごす時間の方が圧倒的に多いですね。
しかし、定年を迎えていざ退職すると、今まで所属していた職場という生活環境を突然失うことで、その後の生活ルーティンや生きがいをなくしてしまう例は少なくありません。
特に、人生100年ともいわれているこの高齢化時代には、人生のセカンドステージを生きがいを持って活き活きと暮らしていくことが、とても重要になってきています。
活き活きとセカンドステージを暮らしていくためには
人生のセカンドステージを活き活きと暮らしていくためには、日常生活の中でルーティンワークを持つことが必要です。
それには、自分が好きなことで、歳をとっても継続できるものが理想ですね。
趣味であれ、仕事であれ、家事であれ、楽しく続けられる対象ができたら、第二の人生は有意義なものになっていくでしょう。
ほとんどの人の場合、定年後はバリバリと働いていた時のような高収入は得られません。
したがって、これからの生きがい探しには、お金を掛けずに楽しめるものをみつけることが必要です。
ある程度お金に余裕がある人の場合
在職中には忙しくてできなかった楽しみを思い出して、それを実践してみるのもいいでしょう。
たとえば海外旅行やゴルフなどに興じてみるのもいいと思います。
しかし、そういった楽しみは、たびたびできるものではなく、本当の生きがいにはつながらないでしょう。
生きがいというものは、日々の生活の中で実感するものだと私は思っています。
あまりお金に余裕がない人の場合
楽しみながらできる仕事をみつけることが理想ですが、高齢者にとっては、なかなか気に入った仕事がみつかるものではないですね。
せめてお金を掛けずに没頭できる趣味をみつけることができればいいのですが
また、家庭料理、家庭菜園、孫の世話など、家事に楽しみを見いだすことができれば、家族からも感謝されれ、家庭内での存在価値がさらに生きがいにつながります。とても素晴らしいことです。
中高年の生きがい作りに忘れてはいけないポイント
中高年になれば、徐々に心身の機能が失われていきます。
いつまでも活き活きと暮らしていくためには、心身の機能をできるだけ維持するために、次のポイントを踏まえたうえで生活することが大切です。
身体を動かすこと
高齢になってからの過度な運動はひかえるべきですが、適度に身体を動かす習慣づけは生きがいづくりには大切です。
自然と接すること
自然環境の中に身を置くことがとても大切です。
自然の中で生活することで、心身の状態が安定します。
これは、全ての生き物が持って生まれた本能的なものだと私は感じています。
適度なコミュニケーション
退職後は、職場という最大のコミュニティを失い、孤立してしまいがちです。
人と会うこともおっくうになってきたりもします。
これからは、家族、地域、サークル仲間など、身近な集団の中で適度にコミュニケ―ションを保っていくことが、良好な精神状態を維持するための秘訣だと思います。
私の場合は、足腰がしっかりしているうちは、退職前から続けている「写真」と「登山」の趣味を起点にして、他のことにも挑戦して生きがいを感じられる人生を送っていけたらと思っています。
「登山」や「写真」は、特に中高年にとってはいろいろな面で理にかなった趣味だと思っています。
この2つの趣味については、別の機会で深く掘り下げてお話ししたいと思います。
中高年の方の趣味として写真(カメラ)は人気がありますよね。かくいう私も、若い頃から一眼レフによる写真の趣味をたしなんでおります。私が長年飽きもせずこの趣味を続けてこられたのは、素晴らしいメリットがたくさんあるからです[…]
「私は体力がないから、登山は無理だ」「登山は危険なので嫌い」高齢者になればなるほど、このような言葉を耳にします。しかし、登山の楽しみ方もいろいろあって、自分のレベルに合った楽しみ方があります。やり方さえ間違えなけ[…]
最後に
中高年の皆さんのなかには、介護が必要な人、逆に誰かの介護をしなければならない人、年金だけでは生活が困難な人など、さまざまな厳しい境遇の中で生活している人も数多くいらっしゃると思います。
「こんな状態ではとても活き活きとなんて暮らせない」と諦めかけている人も多いことでしょう。
しかし、ちょっとしたささやかなことでもいいので、日常の中で継続できるルーティンワークがみつかれば、それが生活に張りができて、生きがいを感じて暮らしていけると信じています。
このブログは私の実体験をもとに発信していこうと考えているため、どうしてもある程度の資金があって身体的にも日常の生活ができる人を対象としたものになります。
ただ、私自身も精神的な病で苦しんだ経験があるので、心の健康の話題にも触れながら、いろいろな境遇の中で生きがいを見いだせない方々とも意見交換ができたらと思っています。