2019年8月1日に、Canon Powershot G5X Mark II が発売されました。
今回は、登山用のカメラとしてこの機種のメリットなどをお話ししたいと思います。
現在、私が登山で愛用しているカメラは、Canon Powershot G7X です。
もう何年もこのカメラを使っています。
日頃、私が愛用しているメインカメラは中級クラスの一眼レフです。画質が良く、とても気に入っています。しかし、登山には使いません。もっぱら登山にはコンパクトデジカメが私のお供です。なぜメインカメラの一眼レフを持って行かないかとい[…]
しかし、姉妹機のPowershot G5X がMark II にバージョンアップされたことで、私の登山用カメラの選択肢の最有力になりました。
それでは、Powershot G5X Mark II がどれほど登山用に適しているかを紐解いていきたいと思います。
G5X Mark II が登山用に適している理由
まずは、G7X と同じメリット
コンパクトなのに高画質
沈胴式のレンズに加え、片手に収まるほどのコンパクトサイズなので、登山中でも全く邪魔にならないです。
ベルトに通した専用ケースに入れて、シャッターチャンスの時にサッと取り出して気軽に撮影することができます。
それでいて、撮った画像はとても高画質です。
撮像素子が大きい
撮像素子のサイズが、コンパクトデジカメでは大き目の1型というサイズで、その面積は一般のコンパクトデジカメやスマートフォンの4倍以上
これが画質の良さ(ダイナミックレンジの広さや階調の豊かさ)を生んでいます。
明るいレンズ
レンズのF値が広角側が1.8、望遠側が2.8と、明るいレンズを搭載しているので、マクロ撮影時の周囲のボケ味や暗い場所での撮影に貢献してくれています。
チルト式液晶が便利
液晶画面が上方向に180度、下方向に45度、角度を変えることができます。
これは意外と便利です。
特に、普通なら頑張ってかがまなくてはならない高山植物などのマクロ撮影には欠かせません。
次に、G7X にはないメリット
電子ビューファインダー
液晶画面だけではなく、一眼レフのようにファインダーでも画像を確認することができます。
ファインダーは、屋外で太陽光が降り注ぐ登山時にはとても有効です。
周囲が眩しくて液晶画面では画像が確認しづらい時でも、ファインダーだと周辺の光を遮ってくれるので、強力な武器になります。
また、G5X は、Mark2からポップアップ式のファインダーになったので、ファインダーをカメラ内に収納していれば、ザックやポーチ等からの出し入れ時にひっかかることがなくなりました。
( 初代 —-> Mark II )
ズーム倍率が広くなった
これまでは G7X と G5X は同じズーム倍率(24mm~100mm)だったのですが、Mark II になって、若干ですが望遠域が少し伸びました。
(100mm -> 120mm)
一応、デメリット部分も
防塵・防滴構造ではない
山中では、目まぐるしく天候が変化します。
雲ひとつない晴天の日でも。午後3時以降になると急に雨が降り出すこともめずらしくありません。
そういったときに、Powershot Gシリーズは防滴構造ではないので、ちょっと心配です。
私は、天候が崩れそうなときは撮影をあきらめ、早目にジップロックなどの防水性の袋で密封して、ザック内にしまうことにしています。
その他、デメリットについてはいろいろと批評しているサイトもありますが、私にとってはこれ以上のデメリットは感じません。
Sony Cyber-shot RX100 と比較しているサイトを見つけました。ちょっと興味深かったので、参考までに紹介します。
先日発表された2019年8月上旬発売予定のキヤノンPowerShot G5 X Mark II が個人的に珍しく気になっ…
まとめ
ポップアップ式の電子ビューファインダーが装備されている点が、最も心を動かされた部分です。
それ以外は、現在愛用中の Powershot G7X でも何の不満も感じていないので、当分は今のカメラを使い続けようと思っています。
そして、Powershot G5X Mark II の価格が値下がりし、中古品も出回るようになった頃に、もう一度 考えてみようかと・・・
Powershot G5X Mark II の詳細スペックは次のメーカーサイトで確認できます。